Shinworldtraveler’s diary

年間150フライトするミリオンマイラー 世界の機内食や出張先の出来事などをアーカイブします

バンコクの大戸屋でタイの経済発展を考える

8月5日

雨季のバンコク。夕食時雨脚も激しくなり、サラデーン駅付近でタニヤプラザにある日本定食屋大戸屋に入店。

 

タイにはいま登録している日本食屋だけで2000軒を超えるとも言われ、その大半はバンコクにあるといわれています。そして昨今の日本食ブームで日本から進出した店舗もローカルで立ち上げた店舗もあり、ついに昨年は開業数よりも撤退数が多くなるほど過当競争になってきています。

いろいろ成功している日本食屋さんはありますが、その中でも成功しているのが、結構お世話になっている大戸屋

日本でももう15年以上前になりますか。。女性が一人で入れる綺麗な定食屋として注目を浴びたあの大戸屋がタイ バンコクに進出したのが2005年

当初はタイ資本セントラルグループというタイ国内でもトップ3に入るタイクーンと合弁で事業を始めたのですが、2011年に全株をセントラルグループに売却した為、現在では完全なるタイの日本食屋さんです。

また当時直営店舗だったものが、フランチャイズに変わり、完全タイ資本になってから日本食の中にタイ風が少し出てきたと感じることがありますが、これが正解なんですね。

バンコクに来だした当初もう数十年前になりますが、日本食は高く、日本人と限られたお金持ちの人が行くのは和食でしたが、日本へ短期旅行で行くにもビザがいらなくなり、タイ人の所得も上がり、日本食屋さんも日本人相手だけは入らなくなって来ている店もたくさんあります。確かにちょっと前までは最高紙幣1000バーツ紙幣を持って屋台やタクシーに乗るとお釣りがないと騒がれることがよくありました。(半分はお釣りを出すのが面倒なのでしょうが、本当にお釣りがないということが結構ありました)、また1000バーツ紙幣を数枚持っていると屋台で食事をしていると永遠に減らないんじゃないかと思ったりもしたものですが、1000バーツの価値って今下手したら3人ちょっとお昼ご飯食べたらお釣りがくるかこないかの価値なんですよね。ということはランチで一人1000円なんてバンコクでは珍しくなく、ある意味当たり前の風景になっている。無論屋台でぶっかけ飯や麺類を頼めば高くなって来ているとはいえバンコク内で50-60バーツも出せば食べれるのですが、それでも1000円のランチは珍しくなくなっている。

 

そんな中完全タイ資本になった大戸屋日本食の味を守りながらも(味が変わったという人が多くいますが)少しタイテイストを加えることによってタイ人にも人気のお店になり、今では40店舗以上あるそうです。

 

確かにこの10年大戸屋が出来始めの頃からよく行っていましたが、当時の大戸屋ってデートで使うような場感じで、よくタイ人の方が二人で一つの定食をシェアするなんて光景もよく見られましたが、今では普通に定食を食べ、デザートに抹茶アイスを楽しみ、普通の定食屋さんです。

本当にここに来るとタイの所得が上がり、今ではある部分日本の方が安く感じるようになりました。

でも一食日本円で1,000円以上するって、やはりバンコクだから人が入るのでしょうかね。まだまだ地方では大戸屋は難しいのかもしれません。

 

そんなことを考えながら、大戸屋さんへf:id:Shinworldtraveler:20180815231834j:plain

鶏甘辛定食を注文。そしてご飯は白ご飯と五穀米とひじきご飯から選べるなんとも嬉しいチョイス。

今回は少し体に最近気をつけているので五穀米を。ホクホクのご飯と鶏肉を頬張るとここはもう日本です

そして忘れていけないのが

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我がジャパンのソウルフード、納豆。追加50バーツで納豆を注文。このキラキラ光る納豆とシャキシャキのねぎはご飯お代わり間違いなしです。。。