Shinworldtraveler’s diary

年間150フライトするミリオンマイラー 世界の機内食や出張先の出来事などをアーカイブします

バンコク老舗イタリアンレストラン PAN PANにて

8月10日

フィリピンマニラからバンコクへ戻り、スクンビット通りソイ33番に入り、すぐ右側にある老舗のイタリアンレストランPAN PANへ。
隣にはイタリア人シェフもいる、イタリア料理バジリコを始め、近所にはイタリア人オーナーの本格イタリアンが軒を連ねるすスクンビット通り。
バンコクは最近もワインブームに乗り、ワインも豪州などは結構安価で販売されていて、安いカベルネでしたらレストランで飲んでも、
日本円で4,000円も出せば美味しくいただけ、イタリアンも南イタリア料理から北イタリア料理までレストランによっては幅広く提供してくれ楽しメルのですが、そんな中、1976年開業の このPAN PANなるイタリアンは創業から一貫して家族経営しており、しかもイタリア人シェフはおろか、イタリア料理をちょっとタイ風にアレンジして、提供しているまさにタイ人が作ったイタリアン。
ほかのイタリアンみたいに、意味もなく、南の料理から北の料理まで満遍なく提供するわけでもなく、有名なシェフやソムリエがいるわけでもありません


ここのベテラン社員曰く、開業当時タイ人はイタリアンはおろかイタリアがどこの国かも知っている人は少なく、パスタはスパゲティこそ出たものの、そのほかのパスタは見たこともない食べ物だと、全く注文はされなかったとか。そこで主人が考えたのがメニューに写真を貼るというもの。
よく海外に行くと旅行客向けに写真つきのメニューはよく見ますが、ここのメニューは英語でも書かれていますが、当時は見たこともないイタリア料理当然メニューを見ても何を書いてあるかわからないため、写真を貼り付けタイ語で説明文まで付け加えたそうです。
今のメニューは説明文こそないものの、その当時よく出た料理は写真が貼ってあり、その当時を想像しながら楽しむこともできます。
そんなPAN PAN堂々とタイ人がタイ風にアレンジしたイタリアンです!!!って言っているのですが、これがまた美味しいんです。

メニューは豊富で、パスタだけでも20種類ほど。そしてタイに仕事で来出した15年ほど前はバンコクと北イタリアを仕事で往復していたのですが、その当時ここPAN PANの看板料理の一つである、ITALIAN SAUSAGE. そうイタリアンソーセージねって頷くも、イタリアのどこ探してもイタリアンソーセージがイタリアには無いんです。ソーセージってイタリア語でSALSICCIAなのですが、イタリアンソーセージを直訳するとsalsiccia italiana.. その当時イタリアの友人に聞いても誰に聞いてもそんなものはないと。

タイ人ってソーセージ好きなんですよね。僕の友人も日本の居酒屋で食べたソーセージがよほど美味しかったらしく、バンコク伊勢丹で日本のシャウエッセンソーセージを買い漁っていますし、それにイサーン料理ではサイゴックとバンコクの屋台でもよく見かけるソーセージがあります。
どうもかのベテラン社員さん曰く、創業者がイタリアで食べるソーセージってこんな感じなんだろうなって思いながら作ったのがイタリアンソーセージみたいで、イタリアにあるソーセージとは似て日なるものなのですが、これが本当に美味しい!!しかもワインではなくてシンハーやチャーンとローカルのビールにちょうど合うんです。
この創業者bravo!! イタリアに行ったらこんなの食べるんだろうなって思いながらタイ風にアレンジしたイタリアンソーセージは今も不滅です。

渋滞の関係で週末夜しか行ったことないのですが、タイ人だけでなく、日本人や欧米人まで客層は広く、予約はほとんどいらないと思いますがいつも混んでます。
店内に入るとウェイターの方がメニューを持ってくるのですが、ほとんどがかなりのベテランの方で、今回サーブしていただいたのはpanpanに勤めて30年!のベテラン定員の方でした。
この方オーダーを取るときにも一切神は使わず、すべて番号で覚えているそうです。
しかもイタリアンソーセージを注文すると、今まで少し無愛想だったのが笑顔に。やっぱりこのベテランの方も食べて欲しいんですね、イタリアンソーセージ

イタリアンレストランだからとか、こんなのイタリアンじゃないという人はこのお店はあまりお勧めできないですが、イタリアンとかタイ料理とかじゃなくpan pan料理としていつも楽しまさせていただいてます。

 

 

 

 

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値段こそ変わっているものの創業当時から変わっていないメニュー


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ハウスワインカベルネはお値段以上のバリューがあると思います。

メニューにもvino della casaとか他のイタリア語表記はなく、あくまでもタイ語のhouse wine,英語表記のみ

この辺ある意味 タイイタリアンだぞっていうこだわりすら感じられます。。


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カプレーゼ。 モッツァレラがプリプリとか、もちもちとかそういうもんではありません。パンパンのカプレーゼです


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warm salad.ちょっと中華風にアレンジされています。

その当時はこういうサラダもイタリアンとして提供していたんですね。。歴史を感じます

 


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パスタで頼んだのは、カルボナーラ

これは正直、、、、超美味しかったです


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そしてメインのイタリアンソーセージ。

何がイタリアンかっていうと、食べた瞬間パンパンのイタリアンなんです。