プラハ ユダヤ地区にて
プラハの街は他の都市にはない華やかさがある一方、東欧最大のユダヤ地区があることでも有名で、その歴史は長く10世紀後半にユダヤ商人がプラハに移住しお城の近くに住み始めたと言われています。
他の国や領主に比べてユダヤ人に対して寛容だったこの地の領主、その後移住者が増え、大きなゲットーを形成していきました。そして迫害し追い出すどころか、ヨゼフ2世皇帝はゲットーを解体し街の中に組み込み、そしてユダヤ人をプラハの市民として認めるまでに至りました。
その後の2回にわたる大戦ではユダヤ人に対する迫害が強まったのはいうまでもありませんが、このユダヤ地区はワルシャワや他の街とは違い完全に破壊されず今でもユダヤ地区(ヨゼフ地区)として活況です。
またカフカの生家としても有名でまた 土から作られた人造人間ゴーレムの伝説で有名なシナゴークも現存しています。
旧市街から歩いて10分ほどに位置し、ヨゼフ地区を通りぬけヴルダウ川の流れを見学しました。